「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」を読みました



山中伸弥先生。


言わずとしれた、iPS細胞研究でノーベル生理学・医学賞を受賞された方です。



先生は、「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」というウェブサイトを開設し、コロナに関する情報発信にもご尽力しておられます。



私の母などは


「山中先生の情報なら信頼できる」


と、このウェブサイトをブックマークして、時々参考にしているようです。






そんな山中先生の自伝、「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」を読んでみました。





さまざまな業界のトップランナーの言葉に触れた際、いつも思うのは、とにかく努力の量がものすごい。


そして、粘り強い。


何かを成し遂げるためには、何年も何年も一生懸命取り組むことが大前提なんだと、あらためて認識させられました。



また、本を通して、先生の人柄が現れていると感じたのは、これまでの研究の歩みを振り返る中で、


"これをやったのは誰々さん"


"これができたのは、誰々さんのおかげ"


と、随所に研究室関係者のお名前が出てくる点。



大きな成果やアウトプットが出ると、どうしてもリード役となった 1 人に注目が集まりがち。


でも、実際はどんな成果も単独で成しえるケースはほとんどなく、多くの人たちの成果の集合体なんですよね。


そのことを、ちゃんと伝えたいという、山中先生のお気持ちを感じましたし、私も日々の仕事の中で、忘れないようにしたい姿勢です。



しがない一会社員の私ではありますが、先生の本を通じて、


"私もあんまりダラダラしてないで、もうちょっとがんばろう!"


 とパワーをもらいました。