円熟期とはいつ頃?



先日、茶道のお稽古の合間に雑談をしていたら、"円熟期" の話になりました。


口火を切ったのは、華道の先生をなさっている70代後半の方です。


「最近お花をやっていると、(腕が)衰えたなと感じるわ」


え!?


お花などは、経験を積めば積むほど腕が上がっていくものだと思っていました。


すると、茶道の先生が


「わかるわー。私も書道をやっているとそう思う。」


おぉ、書道もそうなんですか...。


「ねぇ。10年前くらいの方が、できてた気がする。」


「今は実際に手を動かして生けると、なんか思ってたのと違う... みたいなことが多くて」


「円熟期なんて言うじゃない?やっぱりそういう時期ってあるのねぇ。」



年齢が影響するのは、スポーツ系だけではないのですね。


話を伺っていると、もしかしたら


"頭の中で作品のイメージはできているが、以前のように腕や手、指が思い通りに動かず、イメージした作品がつくれない"


ということなのかなぁ、と思いました。


もしくは、


"そもそも、昔に比べて発想豊かなイメージが湧いてこない"


もあるかもしれません。



そう考えると、すでに40代半ばの私は、自分のやりたいことに気力体力を注げる期間って、残りそんなに長くない可能性もあります。


一日、一か月、一年を大切に過ごさねば。


人生の先輩たちの何気ない会話は、とても参考になります。