水田玉雲堂の唐板煎餅をいただいた茶道のお稽古



最近は、茶道のお稽古に向かう間、


 "今日のお軸やお花は何かな"


 "どんな新しいお道具を使うのかな"


 "お菓子は何だろう"


とワクワクしています。



先生のお宅へ到着し、ご挨拶すると早速お席入り。


床の間には、


 「雲悠々水潺々」(くもゆうゆう みずせんせん)


のお軸が飾られていました。


汗をふきふき到着した身に、なんともいえない清涼感のある禅語です。


ありがたすぎる先生のお心遣い。


そして、茶花はヒオウギでした。


その時は気づかなかったのですが、あとから調べたらヒオウギは祇園祭の花なんですね。


"なるほど、今ちょうど祇園祭が開催されているからか" 


と思わず唸ってしまいました。



この日、干菓子でいただいたのは「水田玉雲堂」さんの唐板煎餅です。


お稽古が終わって、おいとまする際にも、持たせていただきました。





私はこの唐板煎餅を食べたのは初めてです。


何でも西暦 800年代に、当時の天皇さまが厄除けとして供え、民衆にお配りになった日本最古のお菓子なんだとか。


材料は小麦粉、上白糖、卵、塩ととてもシンプルで、一枚一枚焼いてつくるんだそうです。


口に含んだら、パリッとした食感とやさしい甘味の素朴な味で、おいしい。


すっかり気に入ってしまいました。



そんなわけで、今回のお稽古も良い気分転換と癒しの時間になりました。


次回も楽しみです。