茶道の先生に扇子をいただきました



いつものように茶道の先生と向かい合って正座をし、


「本日もよろしくお願いいたします」


と、お稽古を始める挨拶をしたところで、先生が


「そうそう、今日はあなたに渡すものが」


とおっしゃいました。



ん???


何だろうと思っていると、先生は立ち上がって戸棚から細長い箱を取り出し、


「この夏、暑い中、きちんと通ってきたご褒美よ」


とおっしゃり、私に箱を渡してくださいました。



箱の中から出てきたのは、扇子!!!


そう、実はこれまで私が使ってきた扇子は、本来表千家で使われるものに比べ、一回り短いもの。


お稽古に通い始めた当初、先生にそのことを教えてもらっていましたが、同時に


「でも、最初のうちは、しばらくそれを使ってて良いですよ。
そのうち揃えていけば大丈夫。」


とおっしゃっていただき、短い扇子を使い続けていたのです。



先生は、ずっとそのことを覚えてくださったようで、今回扇子をくださいました。


わーん!!!ありがたすぎるー!!!!






私が習っている先生は、こんな風に本当に優しいんですよね...。


"あぁ、私もこういう気遣いができる人になりたいなー"


と、つくづく思います。


しかも先生はサバサバした性格で、おしゃべりしてても楽しい。


習い始めて、まだ半年ですが、子どもの頃からお世話になっている親戚みたいに感じることがあります。


良い先生に出会えて、幸せです。



さて、肝心のお稽古に関しては、これまで薄茶、濃茶を習ってきて、いよいよ炭手前も始まりました。


相変わらず次々と覚えることが出てきて、頭が混乱しそうですが、扇子もいただいたことだし、一層がんばらねば!


引き続き、楽しみつつ、真摯に取り組みたいと思います。