親戚に会って実感した "高齢者がデジタルサービスに苦労してる問題"
先週の九州旅では、久しぶりに伯母や叔父とゆっくり話しました。
そこで、気づいたのは、彼らが
"デジタル機器やデジタルサービスを使うのに、苦労している"
"または、そもそも使うことを諦め、便利さを享受できていない"
という事実です。
伯母や叔父の年齢から察するに、だいたい 70 代以上の方々が、この状況に直面しているのではないでしょうか。
例えば鹿児島のホテルで、伯母に
「ホテルのアプリをスマホに入れると、ポイントが溜まるらしいの。
でもやり方がわからないから、教えてもらえる?」
と頼まれ、
「もちろん良いですよ!」
と快諾。
伯母に私の部屋まで来てもらい、伯母のスマホにアプリを入れたり、アカウントを登録したり、一通りの設定をやりました。
すると、息せき切ったように、伯母から次々に質問が。
「そもそも、アプリってどうやってインストールするの?」
「よく見かける QR コードってどう使うの?そもそも QR コードって何?」
「NHK+ アプリを使いたいんだけど、どうしたらよいの?」
せっかくの機会ですから、ひとつひとつ丁寧に説明していきました。
伯母は元々頭の切れる人。
説明を受けると、理解した様子です。
ただ、最初にスマホを見せてもらったときには、ホテルの Wi-Fi にもつないでいない状態で、
「Wi-Fiって何?」
とのこと。
んー、たぶん、便利なサービスを知らずに、もったいないことをしている場面がたくさんあるんだろうな...。
一方、叔父も
「アカウントとかパスワードとか、よくわからないから、そもそもそういうのが必要なサービスは一切使わないことにしてる」
と言い切っていました。
ただ、興味はあるようで
「Facebook って何?」
「YouTubeは?」
「Facebook と YouTube って何が違うの?」
と私に質問攻め(笑)
あー、いつも伯母や叔父の近くにいてあげられたら、サポートできることがたくさんあるのに!
ちなみに、ふたりに
「マイナポイントって、もらいました?」
と尋ねたところ、ちゃんともらっていました。
それぞれ子どもたち (=私のいとこ) に手伝ってもらったようです。
"なんだかんだ言っても、いざとなったら、なんとかしてるんだな"
と、ちょっと安心しつつ、デジタル機器やデジタルサービスが、もっと多くの人たちにやさしい存在になってくれたら良いのに、とあらためて実感した九州旅でした。
さて、博多で買ったあごだしで、おいしいお味噌汁でも飲みましょうかね。
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