祖母から届いた炭酸泉せんべい



4月は、いつも以上に祖母と電話で話しました。


妹の出産が近づいていたからです。



九州と関東。


離れて暮らしているだけに、様子が気になるのは当然。


祖母は LINE もやらないので、なおさらです。



少しでも祖母に安心してもらえたらと、私も電話で


「昨日検診があったみたいだけど、順調だって」


のように、その時々の状況を伝えていました。




そして、姪っ子が生まれた日。


朝イチで、妹から無事出産したと LINE で報告を受け、祖母に電話をかけました。



かねてより祖母から


「生まれたら、連絡ちょうだい」


とお願いされていたからです。



ところが、電話で伝えると、


「はいはい、あなたのお母さんから連絡がきたよ」



え!!!!


LINE がきたのついさっきなのに!?


母、早っ!!(笑)




せっかくなので、その後も電話を切らず、喜びを分かち合っていたら、祖母が


「また有馬温泉の炭酸泉せんべいを送るよ」


「まとめて送るから、みんなで分けなさい」


と言ってくれました。



祖母曰く、この炭酸泉せんべいは一枚一枚手焼き。


「私もパクパク食べてる」


らしく、90過ぎても食欲旺盛で何よりです(笑)


お味も優しい甘さですし、妹にも良さそう。


日持ちもする点も安心です。


祖母にお礼を伝えて、この日は電話を切りました。



数日後。


祖母が、どう注文しているのか分かりませんが、確かに、我が家に炭酸泉せんべいが届きました。





段ボールにこの缶がぎっしり!


まるで "妹に何かしたくてたまらない" 祖母の想いが表れているかのようです。


早速電話でお礼と、近々妹に渡すことを伝えておきました。




電話を切って、届いたばかりの炭酸泉せんべいをパリパリ食べながら、


"ふんわり優しい甘みは、ちょっと祖母に似てるかもな"


そんなことを思ったりしました。