久しぶりの演劇鑑賞

結局ほとんどなかったワクチンの副反応。


接種して翌々日には、腕の鈍痛すら消えていました。


それならばと、思い立ってこの週末は演劇鑑賞へ。



観たのはこちら。



「近松心中物語」です。


美容師さんから教えてもらって、面白そうだなー、と機会を伺っていたところ、ちょうど予定が合ったのと、まだチケットも発売されていたので、ラッキーでした。


舞台というのは、空っぽのステージ上に、俳優さんの動き、セリフ、舞台セット、小道具、衣装、ヘアメイク、照明、音と、あらゆる要素が人の手によって生み出されていて、それらが 1 つのストーリーとして昇華されている、そういう様がつくづく面白いなぁ、と思います。


今回の公演でも、俳優さんたちの魅力はもちろんのこと、視覚効果を生かした最小限の舞台セットで、音や光を効果的に活用し、遊郭のにぎやかさや、夜更けのしずけさ、お店の情景が見事に表現されていました。


メインの登場人物は、いわゆる正統派(?)な心中モノと言ってよい田中哲司さん演じる忠兵衛と、笹本玲奈さん演じる梅川。
彼らと良いコントラストとなって登場するのが、松田龍平さんの与兵衛と、石橋静河さんのお亀夫婦です。


私はこの与兵衛お亀コンビがツボで、お話が進むにつれ、二人が登場するだけで、"ふふっ" となっていました。



そんなわけで、すっかり惹き込まれた休憩なしの 140分。
終わってみたら、あっという間でした。


「あぁ、良いリフレッシュになったなー」と、神奈川芸術劇場を後に。



演劇はリフレッシュもそうですが、良い刺激ももらえますね。


また折をみて、面白そうな公演があれば、観に行きたいです。