美容院へ行くため、外苑前で降りました。

私はショートヘアなので、美容院へは 1ヶ月半おきに通っています。

前回来たときはパラリンピック、前々回来たときはオリンピックムードがあったこの街も、あっという間に元通り。

あれは夢だったのかも... と錯覚しそうなくらいです。

ちょっと歩いて、美容院に到着。

学生の頃からずっと担当していただいている美容師さんが、いつも通り
「こんにちはー。今日はどうする？」
と笑顔で迎えてくださいました。

「こんにちはー。いつもの感じで。」
と返事をして、あとは近況報告などたわいもないおしゃべり。

ずっと同じ方にお願いしているからこそ、毎回こんな調子で始まるのですが、今の美容院を見つける前、学生の頃までは、美容院でどう希望の髪型を伝えればよいのか、毎回悩んでいました。

髪の長さや髪の色、かけたいパーマの雰囲気等、そもそも漠然とした希望はあるものの、自分の中でもはっきりイメージできているわけではありません。

雑誌の切り抜きなどで伝える方法もありますが、写真のモデルさんには似合っても、私には似合わないんじゃないか、とか...。

特に悩ましかったのが、基本、今の髪型のままでよくて、伸びたから切りたいだけのケース。
「これくらいの長さで」と伝えて切ってもらっても、たいてい前と同じにはなりません。

そんな悩みを、あるとき、大学の友だちに話したところ、

「私は "伸びた分だけ切ってください" って言ってるよー」

これは、私にとって

"おぉぉぉぉぉ！！目から鱗！"

な瞬間でした。

確かに、私が美容師さんに伝えたかったのは、まさにそれ。

伸びた分だけ切ってほしい、です。

「肩くらいの長さ」とか「3センチくらい切ってほしい」とか、具体的に伝えなきゃいけないもんだと思い込んでいました。

なんで、こんな簡単なことに気づかなかったんだろう。

友だちすごい。

ほんとに、たったそれだけのことなのですが、いざとなったら

"伸びた分だけ切ってください"

と言えばよいと気づいてから、美容院でお願いするのがずいぶん気楽になりました。

その後、今の美容師さんに出会ってからは

"いつもの感じで"

だけです(笑)