ちきりんさんの「未来の働き方を考えよう」を読みました



Voicy という音声プラットフォームのサービスで、よく社会派ブロガーの ちきりんさん の放送を聴いています。


世の中で起こっている様々な出来事に対するアンテナの立て方、それらに対する彼女の分析、考えがとても参考になるし、説明も分かりやすく、毎回新しいコンテンツが追加されるのを楽しみにしています。


6月まで、ちきりんさんの Voicy は毎日更新されていたのですが、7月以降は更新頻度を下げる、というアナウンスがありました。


なぜ更新頻度を下げるのかの説明も、非常に納得がいくもので、"なるほど" と思ったのですが、これまで毎日楽しみにしていただけに、ちょっとさみしい。


そんなわけで、図書館でちきりんさんの本を借りてきました。





「未来の働き方を考えよう」という 2013 年に出版された本です。


この本を通じて、もっとも刺激を受けたのは、


 "パッケージライフ" と "オリジナルライフ" の 2 回の職業人生を生きよう


という考え方。


"パッケージライフ"、"オリジナルライフ" とは、この本の中で旅行の例えから出てきたワードです。



初めて海外旅行をするとは、みんなだいたい行きたい場所は同じ。


たとえばパリならエッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館などが定番コース。


行きたいところが同じなら、初めてで不慣れだし、パッケージツアーがいいよね。


でも 2 回目以降はどうだろう?


グルメ、アート、ショッピングetc....


興味関心は人それぞれ。


自分の興味関心に合わせた楽しみ方をしたくならない?


であれば、オリジナルの自由旅行がいいよね。



この考え方を、職業人生に当てはめてみたのが "パッケージライフ"、"オリジナルライフ" です。


学校を出て、最初に就職するときは、定番コースを選びがち。


でも、その後もずっと定番コースのままでいなきゃいけない、なんて思わなくていい。


自分のやりたいことやスキル、社会の仕組みが理解できるようになってくる 40代あたりで、自分が本当に望むキャリアをもう 1 度選び、"オリジナルライフ" を生きたっていいんじゃない?


実際、ちきりんさんも 40 代後半で外資系企業をやめ、文筆業としてのキャリアをスタートさせたようです。 



今、40代前半の私。


ちょうどよい時期に、この本に出会いました。


まさに私も大学を出てすぐ、世間的に "パッケージライフ" と思われる道を選択した口。


私の "オリジナルライフ" ってなんだろう?


まずは思い込みを取っ払って、自分のやりたいことや、今後のキャリアについて考えてみようと思います。


妄想するのは自由だし、何より楽しいですしね。