「私の台所」「小さなチーム、大きな仕事」を読み終えました

沢村貞子さんの「私の台所」。


家事と仕事を共に愉しみながらしっかりこなし、日々気持ちよく暮らす、という私の理想の姿がありました。



もちろん、家政婦さんには来ていただいていたようですが、衣食住にまつわるノウハウの積み重ねや心配り。
そして実際にご自身でもてきぱき家事をこなしておられた様子が伝わってきます。


今ほど共働きが浸透していなかった時代にあって、きっちり家事と仕事を両立しながら、「男性もぜひ家事を」というお考えを書かれていることに驚きました。
まさに働く女性の先駆者。


お着物のことにも触れられており、母も興味を持ちそうだったので、紹介してみたら、LINE を送って15分後には、
「図書館で予約しました」
との返事が。早っ!(笑)



「私の台所」と並行して読んでいたのが、この「小さなチーム、大きな仕事」です。



アメリカのソフトウェア会社を立ち上げた方が書いた本。


誰かから話しかけられたり、チャットがとんでこない、集中できる時間帯を確保できているか。
会議を開催する際、本当に皆でそれだけの時間を費やす価値があるか考えているか。


そういった生産性に関する話は、わかっているつもりでも、いつの間にかおざなりにしがちです。
あらためて振り返る良い機会になりました。


それと、「計画は予想にすぎない」というのも、うなづけました。
今の時代、変化が激しく、計画通り実行することが必ずしも良いとは限らない。
状況に応じて、柔軟にピボットすることが求められているのだから、計画というより予想として捉えるというのは、なるほどです。


ビジネスに限った話ではなく、自分のキャリアや人生においても、計画ではなく予想と考えると良いかもしれません。
まぁ、もともと私はキャリアも人生も計画性ゼロなのですが(笑)
せめて予想くらいしようかな。