歯型をとるのが苦手

数ヶ月ぶりに歯医者さんに行ってきました。


コロナ感染拡大もあって、先延ばしにしていたのですが、少し落ち着いてきたようなので、また次の波がくるまえに行っておこうという算段です。


いつものように歯の状態を確認してもらって、クリーニング。


終わったところで、先生から
「寝るときにつけるマウスピースを作った方がよいかもしれない」
というお話がありました。


おぉ!!


実は、私も気になっていたのです。


以前、通っていた歯科矯正の先生にも、
「噛む力が強いから、今後も歯が動かないように気を付ける必要がある」
と言われていました。


それもあって、保定用のマウスピースを持っていますが、微妙に割れてしまっている箇所があり....。


本来は、その歯科矯正の病院に再度行くべきなのでしょうが、引っ越してしまったため、わざわざ行くのは面倒だな、とさぼっていました。




私の周りには、歯科矯正をやったことがなくても、夜、寝るときにマウスピースを使っている人が結構います。


そういう人の話を聞くたびに、
「私もやった方がいいんじゃないかなー」
と思っていたところでした。



そんなわけで、
「ぜひ、お願いします!」
とお伝えしたものの、1 つイヤなことが。



歯型とりです。



歯医者さんで歯型をとるのが、苦手です。


下の歯はよいのですが、上の歯の歯型をとるときに、なんだか息苦しくなってしまい辛い...。



以前、矯正をやっていたときには、マウスピース矯正だったこともあり、割と頻繁に歯型をとらなければいけませんでした。


そこで、初診の時点で、先生に相談をし、上の歯の歯型をとる際は、上あごに軽い麻酔薬?みたいなものを塗ってもらっていました。


これが、バナナみたいな香りがする薬だったので、きっと子ども用なんだろうなー、と思いつつ、毎回毎回、歯型をとる度に
「あの例の塗り薬をお願いします」
と頼んでいました。



しかし、今回は突然のことで、何だか相談するタイミングを逸し、そのままあれよあれよという間に、歯型をとる段階になってしまいました。


最初にぐにゅーっと、粘土みたいなものが入った型が、上の歯に入ったときは "ひょえーっ!" という感じでしたが、そのまま耐え忍ぶこと数分。


「はい、型を外しますねー」
の先生の声が、神の声かと思いました。



ふっー!


なんとか無事終了。


バナナの薬ナシで、ついに乗り切りました。


相変わらず、苦手な工程ではありますが、終わってみると、次からはバナナなしでもいける気がします。



ピーマン、しいたけ、レバー等、大人になるにつれて、克服した苦手なものたちはいくつかありますが、また 1 つ、克服しました。


この私の晴々とした気持ちを、歯医者さんは全く気付いてなかっただろうと思います(笑)