午前 8 時過ぎ。
いつも朝食の準備をするこの時間に、キッチンの窓から近所の小学生たちが登校する様子が見えます。

10数人できちんと 1 列になり、テクテク歩いている姿が微笑ましく、心の中で「いってらっしゃーい」と声をかけるのが日課です。

今朝もいつもと同じように何気なく眺めていたら、ふとランドセルの色に目がとまりました。

数日前、
"女の子に 1 番人気のランドセルの色は紫"
というネットの記事を見かけ、
"へぇ、そうなの！？" 
なんて思っていたのですが、確かに目の前を通り過ぎていく列の中に、紫のランドセルの子たちがちらほら。

そして、その子たちは皆、頭には黄色い帽子、腕には黄色いワッペン。
たぶん 1 年生なんですよね。

記事によると、紫が人気なのは「アナと雪の女王」の影響だそうです。
なるほどー。

私たちのころは男の子は黒、女の子は赤が当たり前の時代。

覚えているのは、小学校に入学する前、母親から
「紺色のランドセルなんて、どう？」
と勧められました。

今だったら、確かに紺色ってかっこいいな、って思うのですが、当時の私は断固拒否(笑)
絶対みんなと同じ赤じゃないとイヤでした。

でも、そんなガチガチに考えずに、今みたいにそれぞれが自分の好きな色を持っている方が何だか楽しい感じがします。

当時の自分に
「もっと自由に、自分に似合うと思う色、持ってたらちょっと気分が上がる色を選んでみたら？」
って言ってあげたい。

色とりどりのランドセルを背負って、元気に登校する小学生の後姿を見送りながら、そんなことを思いました。